Tooth
歯と歯の間にすき間がある状態は、一般的にすきっ歯と呼ばれています。特に、上の前歯同士が離れている状態をイメージする方が多いかと思います。
歯科的には、『空隙歯列』と呼ばれるもので、上の前歯に限らず、歯と歯の間にすき間がある状態全体のことを言います。
空隙歯列の場合、歯と歯の間に空間があるので、しっかり歯磨きができそうにお感じになるかもしれませんが、実は食べ物が詰まりやすく、虫歯や歯肉炎になりやすいことが分かっています。
原因は大きくわけて2つ、①生まれつき or ②習慣や癖 によるものです。
まずは、生まれつきの場合ですが、要因は4つに分けることができます。
子どもの前歯部分にあるすきっ歯で考えられるのは、舌の動きによる要因です。 食べ物や飲み物を飲み込む際、歯を前歯の裏に押し当てて飲み込む癖がある人は、舌の力によって、歯と歯が押されることでスペースが押し広げられていきます。 また、いつもお口を開けているお子様も、唇からかかる力が足りないため、歯が傾斜し、歯と歯の間にスペースができやすくなってしまいます。
犬歯がすでに生えていても、まだ前歯のすきっ歯が治らない場合などは、治療を行うことをお勧めします。
まずは、習慣や癖を改善すること、
などを行っていきます。
そのうえで、ワイヤーによって歯と歯のすき間を閉じることや、歯が足りない部分には被せ物をして補うなど、お子様のお口の状態によって、治療方法は異なりますが、様々な選択肢がございます。
など、気になる点がございましたら、お早めに小児の矯正を得意とする歯科医にご相談することが大切です。
PAGE TOP